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【呪術廻戦】芥見先生が「漫道コバヤシ」で語った事まとめ【アニメ派はネタバレ注意】

CS放送フジテレビONEにて放送された「呪術廻戦特集」で作者の芥見先生が語った作品に関する情報をまとめました!

放送2回分を1つの記事にまとめています。

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↑顔出しNGのため

 

 

 

芥見下々というペンネーム

 ・本名でやっていくつもりは最初から無かった。

毒溜(ドクダミ)ミルク」という名前にしようと思っていたが、漢字で書くと作品名より強くなりそうだったのでやめた。

・画数が少ない名前にしようと思い、ご時世的にへりくだっていって「芥見下々」になった。

・同じ音が続くイントネーションが好き。

・「芥見下々」で姓名判断に行ったら「集英社」と「芥見」は相性がいいと言われた。

 

 

呪術廻戦という作品名

・読切「No.9」の呪術モノをもう一回やろうとなり、前日譚として本誌連載が決まった後に出せばいいというビジネス的な話を聞いて、0巻「東京都立呪術高等専門学校」が産まれた。

ホラー映画が好きで「No.9」を描き、それを学園モノに直したのが「呪術廻戦」

・「呪術廻戦」当初は6話の「呪胎戴天(じゅたいたいてん)」というタイトルにしようと思っていたが、覚えてもらえなさそうだったのでやめた。

「呪術」という言葉は入れたかった。

・バガボンドでいうところの殺し合いの螺旋的な「廻」を入れた。

呪術は発言しにくいので声優さんには申し訳ないと思っている。

苗字が特殊で、名前が普通という名前の付け方をよく使う

 

キャラクター

虎杖悠仁(いたどりゆうじ)

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・パーカーはNARUTOの影響が強い。

・自分とは似てないキャラにしたかった。そのため最初の頃は動かし辛かった

・動かしづらい所に居ると映えるのが虎杖

人を助ける主人公なので苗字は薬草の「虎杖」にした

・名前は昔の同級生から取ったが、特に深い意味はない。

9話で死んでしまうが、打ち切り決まったらこのまま殺そうと思っていた。

話が面白くなるのであれば、どんなに暗くなっても誰が死んでもいいと思っている。

 

 

両面宿儺(りょうめんすくな)

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・芥見先生の世代では両面宿儺はメジャーな妖怪だったので採用した。

・間違った情報を流布して叩かれるのは嫌だったので、あくまで根底に両面宿儺がいて、その後に産まれた呪術の宿儺が凄いから宿儺というあだ名で呼ばれているという予防線を張った。

伏黒を気に入っている理由は「布留部由良由良」ではない。(ケンコバさんに話していたがP音で隠されていた)

 

伏黒恵(ふしぐろめぐみ)

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・影の能力を使うから「伏黒」

・芥見先生は主人公には厳しくしたい派であんまり和やかなムードは好きではないらしいが、少年院でも虎杖との衝突でこれ以上衝突させるのは無理(させるとスベる)と感じて今の関係性になった。

 

釘崎野薔薇(くぎさきのばら)

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・「(この漫画)親見てるんだよな」と思ったらお色気要素路線には走れなかったし、そもそも得意分野ではない。

・芥見先生が昔読んでいた「GO!ヒロミGO!」という漫画の刷り込みが強く、その主人公がまんま釘崎らしい(笑)

・最初はトゲトゲしていた。

「寝不足か?毛穴開いてんぞ」というセリフは良いワードだと思ったが、いざ雑誌に載ってみると少年誌という媒体的にどうかなと思った。

釘崎のセリフで芥見先生=女性説が流れた事があり、新年会パーティで驚かれたことがある。(一人称を私に変えたのも要因らしい)

「悪くなかった」という最後のセリフは釘崎らしくてしっくりきた。

・現在は死にたてほやほやの状態で止まっている。(処置次第では助かる?)

 

五条悟(ごじょうさとる)

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・0巻で菅原道真の子孫を出したので、じゃあ5の漢数字が好きなので五条になった。

週間連載でのカロリーを削ぐために、0巻のめんどくさい包帯キャラデザを辞めた。

・強すぎて邪魔になると感じていた。

・能力の説明は14~15巻のおまけページを読んで欲しい。

海外出張には本当に行っている。お守り自体は伏線では無いが、行った場所には意味がある(乙骨に会いに行っている)。

最初の獄門彊の封印条件は1分ではなく一昼夜だった(1分という短い時間で漏瑚がキレた方が五条の格が出たのでそうした)

 

 

東堂葵(とうどうあおい)

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東堂という名字が強そうで好きだった事がネーミングの由来

BLEACHの更木剣八をイメージ(コイツが来たら負けない的な)

・芥見先生の女性の好みは年々無くなってきているらしいw

・渋谷事変での活躍(不義遊戯(ブギウギ))は描いていて楽しかった。

虎杖戦での存在しない記憶は、虎杖の能力ではない(脹相の件とは完全に別件)

 

メカ丸

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・デザインの志々雄(るろ剣)っぽくなるのは諦めた。

・ハッキリと勝敗を付けないのを悪い癖だと思っているが、パンダメカ丸戦は勝敗がはっきりついてスッキリした。

・コックピットバトルはエヴァのオマージュ(芥見先生はエヴァ好き)

・いつか怪獣ものをやりたいと思っていてその予行練習も兼ねていた。

 

狗巻棘(いぬまきとげ)

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ほとんど掘り下げていないのに人気があって釈然としない。

・パッケージ(外見)の大事さを思い知らされたキャラ

 

パンダ(ぱんだ)

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・出オチ

・作中のまとも度合いが高い

 

七海健人(ななみけんと)

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・黒閃の説明はバキのような感じで書いた。(あなたは花山薫という男をまるで分かっていないみたいなやつ)

・「相手の身体をに十等分し7:3の部分を強制的に弱点になる能力」と「脱サラ呪術師」という設定は同時に思いついた。

・元々は悪役で考えていた(最終的には味方になる予定だった)

真人戦で死亡か、最悪でも腕が一本無くなる予定だった。(キャラクターが脚本を越えてきた)

・死ぬ回はあまり手応えが無かったので反省している。

 

夏油 傑(げとうすぐる)

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・苗字は「夏油高原スキー場(岩手県)」から取った。

・幽遊白書の仙水のような「しっかりと過去が描かれているキャラ」を目指したが、あまり夏油に乗れなかった。

 ・「呪術師以外を皆殺しにすれば呪いは生まれない」という設定は出そうか迷っていたが、夏油の目的の理由付けのために出した。

 

漏瑚(じょうご)

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ワンピースのMr.3のような分かりやすさを出そうとした。(頭を火山にした)

・五条に当てられるキャラは漏瑚しか居なかったし、漏瑚に当てられるキャラも五条しかいないのであのマッチメイクになった。

退場させるときはしっかりと御膳立てをしようと思っていて、声優の千葉繫さんが素晴らしかったのでそう描こうと決意した。

 

花御(はなみ)

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領域展開を出しかけて出さずに終わってしまったが、内容は決めていなかった。(おそらく戦意を削ぐ(五条戦で見せたほんわか)系)

 

 

バイト

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・あの説明シーンは掴みを意識して作った。

あのお店の店員で唯一無事だが再登場の予定はない(笑)

・再登場させるなら渋谷事変だった

 

真人(まひと)

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・読み切り「No.9」で考えていた「魂の形に干渉していくという設定」を流用した

 

脹相(ちょうそう)

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・「お兄ちゃん」を連呼し過ぎると凄く炭治郎(鬼滅の刃)っぽくなってしまう時があるので、よく修正している。

・呪胎九相図の3体は母親が元気な頃に生まれたから生きてた。残り6体はもとより死んでるようなものなので出す予定は無い。

髪型はファッション誌で見かけた女性モデルをそのまま流用した。

・今後は仲間として活躍する予定。

 

禪院甚爾(ぜんいんとうじ)

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・登場のお陰で伏黒の設定に奥行きが出て助かったと思っている。

真実は五条の口から伝えようと思っているので、伏黒との戦いでは結局正体を明かさなかった。

・仲間の孔は好きなので出せたら出したい。

 

九十九由基(つくもゆき)

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目の下の線は涙袋で、虎杖が宿儺を取り込んだ後に出来たようなものではない。

・初登場時よりもはっきり書いたら各方面から色々と言われた。 

 

吉野順平(よしのじゅんぺい)

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・自分で書いておきながら、紙面で見て「ここまでしゃらくさいのか」と驚いた。

・「ミミズ人間」の元ネタは「ムカデ人間」で作者的にも順平と同じく2が好き

 

 

 

その他

京都姉妹校交流戦

・前シリーズで七海が予定と違う動きをした(脚本がキャラクターを越えてきた)ので、話はそんなに固めずに不確定要素をいっぱい出してもう一度それをやろうと思って始めたが、起きなかった(笑)

個人戦はそもそもやろうと思っていなかった(この時期&人数ではダメになると感じていた)

「姉妹校交流会」と「呪霊の高専潜入篇」を別々にやる案もあった。

 

呪術甲子園

・こういう箸休め回はアンケート悪いだろうなと思っていたが、意外と評判が良くてビックリした。先輩作家さんにも褒めてもらえた。

 

小沢さんのエピソード

・のちのち重要になるような回ではなく、単なる日常回。

存在しない記憶ではない。

 

過去編

五条と夏油で引っ張っていったが、安心して描けたのは五条が腹を刺されて以降(それ以降は描いていて楽しかった。)

・2人のエピソードは当初から描こうと思っていた

 

渋谷事変

・取材に行くたびに渋谷が変わっていて大変だった。甘めに見て欲しい。

・封印後はようやく五条が居なくなったと喜んだ(笑)

・主要キャラ2人の死は虎杖を一度折るためにどうしても必要だった。

・夏油の中身を本当に加茂憲倫(かものりとし)していいか迷っていた。

 

顔の傷

・歌姫、東堂、メカ丸3人の顔の傷には共通点や意味はない。

 

術式開示

敵の前で能力を喋る意味づけは、HUNTER×HUNTERの富樫先生が「制約と誓約」でそれを言わずにやっているので、そっちのほうがオシャレだと思っている。

 

あらびき団世代

・あらびき団に出演していた芸人さんが活躍するのを見ると凄く嬉しくなる。

・M-1グランプリも毎年見ている。

 

作品の今後について

・渋谷事変が終わったら日常回を挟む余裕は恐らく無い

・虎杖の両親の話はキチンとやる

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・秤は今後登場予定だが、秤の術式はコンプラ的に怒られるかもしれない。

・呪術高専4年生は登場しない。

・渋谷事変終了時点で6〜7割。あと2年くらいで完結する“つもり”。

伏黒と虎杖の最後は決まっていて宿儺の最後を迷っている。

・作品の終わり方は決まっている。

 

今後の展開予想

 後日更新

 

最後に

ケンコバさんとの掛け合いが面白かったので、観てない方は是非見てみることをオススメします!

(まとめでは書ききれていない部分も多いので)

FOD(フジテレビオンデマンド)で見れます!!