銀魂の作者:空知英秋先生
そして実写版銀魂の坂田銀時役:小栗旬さん
今回は、この2人の間にあった戦いの歴史について解説していきます。
動画版もあります↓
小栗旬之助 登場
2008年11月10日
原作:236訓(27巻収録)
アニメ:154話
九兵衛の誕生日会に来ていた目力の強い人気俳優という設定で「小栗旬之助」という小栗旬のパロディキャラが銀魂に登場。神楽に釣られて開始前に料理を取りに行ってしまったり、エピソードのラストでは銀魂メンバーに紛れて料理を食べて映り込んでいたり、かなりイジられていますw
毎回思いますが、銀魂に多数登場する芸能人のパロディキャラって特徴を捉えてて、めっちゃ似てますよね。
この時点では、実写版銀魂の銀時役になるなんて、空知先生ですら想像していなかったでしょう。
小栗旬が実写版銀時役に決定
2016年7月14日
小栗旬之助の登場から約7年半。
小栗旬さんが実写版銀魂の銀時役に決定します。
空知先生は実写化決定についてのコメント内で小栗さんについて
クローズがカッコ良かったんで、漫画に無断で登場させた時から訴えられるんじゃないかとドキドキしていたし、以前テレビで小栗くんの本棚が映った際に銀魂を1巻で切っているのを見た時から鈴蘭に乗り込まなきゃいけないと思っていた。
と発言。
この「銀魂を1巻で切っている〜」というのは、NHK番組「あさイチ」に小栗旬さんが登場した時に映った本棚の事です。空知先生…目ざとい
2016年9月26日発売 週刊少年ジャンプ43号の巻末コメントにて、小栗旬さんと会った際にこの件について話した事が語られており。
小栗「1巻以降も倉庫にある」
と釈明したそうですが…空知先生は
空知「それブックオフ売る手前の3軍だね」と
返していましたw
手厳しい…w
また、銀魂65巻のおまけページでは、福田監督と「銀時役を小栗旬さんにするかどうか」話していた時の事が語られ…
福田「小栗くんに銀魂の話をしたら、銀魂好きだし是非やってみたいと言ってくれた。空知先生どうですかねぇ」
空知「いや、銀さん如きを小栗くんにやってもらっていいのかと。そもそも俺は漫画で小栗くんを結構イジってるし、会ったら鈴蘭vs鳳仙みたいになるんじゃ…」
福田「いや、だからこそ空知先生は僕を断れないって(小栗旬が)言ってました」
空知「ハイぃぃぃぃ!小栗くんに決定ィィィィ!」
と震えながらOKしたそうですw
小栗くんに訴えられたら8000億持っていかれるので、映画で8000億稼いでくれという運びになりました。
訴訟騒動
2016年9月1日
銀魂ビジュアルブック
コミックス72巻
空知先生が撮影現場に来る予定が、現場には初代担当の大西さんと、当時の担当の真鍋さんだけが現れ…空知先生が来られない理由を、真鍋さんが
真鍋「締め切りは大丈夫なんですが、最終的には照れ屋なので…」
と正直に説明したところ…
そのやりとりを見ていた小栗旬さんが
小栗「先生に来て頂けないなら、小栗旬之助の件で訴訟を起こしてもいい」
と言い始め、真鍋さんが空知先生に電話し、小栗旬さんがその電話をかわり、電話越しで空知先生に…
小栗「来ないなら訴えますよ」
と空知先生を脅すような形で現場に来させたそうですw
ほぼ冗談なんだとは思いますが、パロディした空知先生からしてみれば、「訴える」なんて言われたらもう行くしかないですよねw
空知先生、小栗旬の下半身を心配する
旬、シュンとしろ
コミックス69巻おまけページ
実写銀魂に出演予定だった、芸人のガリガリガリクソンが酒気帯び運転で逮捕され、出演シーンが全て差し替えになった件を受けて空知先生は69巻のおまけページでその問題に触れ
飲酒運転する奴は飲酒運転するし、できる事といえば、小栗くんの下半身が悪さしない事を祈る事だけですから、ホントにそれだけはどうにもならないんでね。この一時だけでもシュンとしぼんでいてほしいですね。
と飲酒運転の事件を、小栗くんのネタで中和しており、69巻の宛先が「旬、シュンとしろ」係となっていましたw
空知先生が色紙を贈る
銀魂、とうとう銀ちゃん、オールアップ!小栗くん!2カ月、本当に楽しかったよ!万事屋の2人をはじめ、キャスト全員楽しく臨めたのは、すべて小栗くんの作る雰囲気によるものです!そして空知先生からのサプライズ色紙が飛び出して!これ、すげえ! pic.twitter.com/F8TJkmMYH7
— 福田 雄一 (@fukuda_u1) 2016年9月5日
撮影のオールアップ時に空知先生から小栗旬さんへ色紙が贈られました!
その色紙には「8000億ください(山田優でも可)」と書かれていましたw
これを受けて後日、「H」という雑誌のQ&Aコーナーでの「空知先生にひとことお願いします」という質問に対し
小栗「山田優はあげられません」
と答えていました。
8000億はあげられるのかw
最後に
というわけで、戦いの歴史紹介でした。
コレだけ主演俳優をイジれる原作者は空知先生だけだと思います。
2023年の銀魂20周年記念で、実写も第三弾やってくれないかなぁとか思ったりしています。
その際には是非またこの2人には絡んで欲しいw
余談ですが、銀魂ザファイナルに小栗旬之助がチラッと登場しています。第三部の街頭ビジョンにそれらしき男が映っています。こういうアニメスタッフの遊び心が銀魂の素敵な所ですよね。見つけられていないという方は是非探してみて下さい。